El Gaucho
憎たらしきEl Gaucho(エルガウチョ)。
彼は毎週金曜日、仕事を頑張ったご褒美にお高めのレストランに行くそうです。
私はラーメンとおにぎり食べた後で腹パンでしたが、高級レストラン見たさにお供することに。
ACE Hotelの隣にあるこちらのレストラン、映画館とホテルとレストランが一体しているファッキンヒュージな建物。
オサレな玄関をくぐると大きな黒い扉が…
開けると、なんとも大きくてクラシックなホール。スタッフはみんな黒服で、ギラギラした、六本木よりの内装。
嫌いだ。
まず内装が嫌いだ。
なんかださい。
お腹いっぱいやけど、スープならいけるかと思い、きのこスープをオーダー。
彼はタイ風味?のスペアリブと、チーズマカロニ。ザ・アメリカ!
たぶんこの何日かアジアレストラン付き合わせたから、アメリカ食が恋しくてたまらないんでしょう。
まず、きのこスープ。
トリュフとマッシュルームの程よい香り。
期待の一口。
Oh Nooooooo
こ、濃い!
これは濃厚さの濃さではない。トリュフか、塩がクソ濃い。
彼はお気に入りのレストランだから、キラキラした瞳でドヤ顔。
うんうん。と頷いておいたけど、
3口目くらいで濃さにイラついてきて、これ塩かなんかが利きすぎて食えん。と伝えました。スープ残すなんて産まれて初めてじゃないかしら。
彼はトリュフが多めなんだねって言ってたけど、トリュフの問題ではない気がする。
塩?毒やん…
ショックでした。
フードカルチャーショックってやつ。
続きましてチーズマカロニ。
アメリカのソウルフード…もうなんとなく味の想像がつく。濃っゆーい何種類かのチーズにたっぷり甘やかされたマカロニ。
彼は唸るように「uh〜n sooo gooood」とか言って食べてました。
試しに1本食べてみたけどムカついたよね。
ムカついて感想もないで。
最後、このマウンテンスペアリブ…
重ねれば重ねるだけいいんかい!みたいな量。見てるだけでお腹いっぱいだし、これもまた味の想像がつく。
彼はまた唸るように、「Oh yes」みたいなリアクションしながら食べてた。
試しに1ミリかじってみたけど、Oh yesとはならない。
投げたろか!
もう無言で味の感想を頑張って英語で伝える気にもならん。
舌まで痛い。
なんかぼぅ〜としてきた。
全ての客が満足そうに食べている。
なんとなく、満席のカウンターが千と千尋のあのシーンに見えてくる。
でも、隣見たら彼が、幸せそうに食べてた。
誰かが美味しそうにご飯食べてる姿ってなごむ。幸せな気持ちになる。
私は感謝しています。
正直な関係でいるのは素晴らしい。
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